確定申告の報酬サンプル

1.事業所得 画家
2.事業所得と不動産所得 音楽家
3.不動産所得 不動産賃貸
4.給与所得と配当所得 会社経営
5.事業所得(顧問契約あり) 弁護士

1 事業所得

A氏(画家)

A氏は画家で、自ら作品を制作し画廊に販売している。画材の購入等は現金で行われ、領収書の整理はされている。代金の決済は通帳に記載されており、自分で管理表を作っている。

毎年2月の始めに経理の資料を持参し決算を依頼する。
WorkingPaperの入力を事務所で行い(加算報酬)決算書を作成。
売上高が1500万円程度、仕訳数は280件程度である。

事業所得
売上金額 報酬
2000万円以下 135,000
A.事業所得の報酬 135,000
加算報酬(WP入力300件) 60,000
報酬合計 195,000

2 事業所得と不動産所得(自宅売却)

B氏(ミュージシャン)

B氏はバンドのヴォーカルをしている。
収入は印税収入と公演活動の収入等である。
自らWorkingPaperに入力し事務所に持ち込みする。
今年は自宅の売却(代金5,200万円)があった。収入金額は 870万円である。

事業所得
売上金額 報酬
1000万円以下 108,000
譲渡所得
譲渡収入 土地建物
6000万円以下 450,000
A.事業所得の報酬 108,000
B.譲渡所得の報酬 450,000
報酬合計 558,000

3 不動産所得

C氏(不動産賃貸業)

C氏は都内に3棟のマンションを所有している。
個人経営であるが、会社と同様な会計処理を実施。
Workingpaperに加え、Excel等で管理資料も作成。賃貸収入は年間 4,600万円程度である。

不動産所得
売上金額 報酬
6000万円以下 270,000
A.事業所得の報酬 270,000
報酬合計 270,000

4 給与所得と配当所得

D氏(会社経営)

D氏は3社の役員を兼務している。
また、このうち2社からは配当も出ている。
さらに年数回の講演もおこなっている。給与収入等の合計額は年間 2,700万円程度である。

給与所得ほか
売上金額 報酬
3000万円以下 80,000
C.給与所得他の報酬 80,000
報酬合計 80,000

5 事業所得(顧問契約あり)

E氏(弁護士)

E氏は弁護士であり、職員2名の法律事務所を経営。
年間の売上高は 5,200万円程度。
個人顧問契約(Economy契約)を締結しており、月額の顧問報酬は30,000円である。取引は職員がWorkingPaperで入力している。

※ 顧問契約を結んでいる場合、確定申告は安くなります。
   この場合の事業所得の報酬は、顧問料一覧(個人)の決算料にあたります。

事業所得
売上金額 報酬
6000万円以下 120,000
A.事業所得の報酬 120,000
報酬合計 120,000